「世界サービス本社」:未来と結婚を象徴する建築

松尾道博によるウェディングとテーブルクロスの製造販売会社の本社計画

テーブルの形状と布の柔らかさを引用し、浮遊感と軽さを持つ大きな円形を作り出し、未来と結婚を連想させる建築を創造した。

「世界サービス本社」は、ウェディングとテーブルクロスの製造販売を手がける会社の本社計画である。建物と素材にテーブルの形状と布の柔らかさを引用し、軽さを感じさせる浮遊する大きな円形を作り出した。この形状は、空と世界を示し、未来への可能性を広げる。

テーブルに使用される柔らかな布を表現するために、円形部分には大きな波形の鉄板が使用され、建物を優しく包み込むデザインが施されている。敷地面積は6408.97㎡、建築面積は2138.77㎡、構造は鉄骨造で、2階建てのオフィスビルである。

この建物はオフィスとして使用されるが、必要に応じて多目的ホールが開放される。このホールは大きく外部とつながっており、内部と外部のつながりにより空間と利用の拡張が可能となる。

このプロジェクトは、2020年2月に日本の大阪で完成した。ウェディングに関連する多くの訪問者が建物を訪れ、使用する。建物の外観と形状によって想像される未来と結婚の未来を重ね合わせ、建築に関連する感情を試すことを目指している。

大きな突出した円形部分の構造的な支持と、軽さを感じさせる素材がこの大きなボリュームに重ねられて形状を形成することは、デザイン上の課題であった。また、未来をイメージする形状が自然環境と地元の環境と調和する必要があった。

この本社計画は、ウェディングとテーブルクロスの製造販売を手がける会社のものである。テーブルの形状と布の柔らかさを建物と素材に引用し、大きな突出した円形部分を構造的に支え、浮遊感を与えて未来を創造する。大ボリュームのデザインは印象的でありながら、自然環境と地元の環境と調和している。

このデザインは2020年にA'アーキテクチャ、ビルディング&ストラクチャーデザイン賞のブロンズを受賞した。この賞は、アート、科学、デザイン、テクノロジーのベストプラクティスを取り入れ、強力な技術的・創造的スキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にする優れたデザインに授与される。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Michihiro Matsuo
画像クレジット: Michihiro Matsuo: METAPH ARCHITECT ASSOCIATES
プロジェクトチームのメンバー: Advance Architects Co., Ltd.
プロジェクト名: WSG
プロジェクトのクライアント: Michihiro Matsuo


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